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アニメや映画などを観て感じたこと、想ったこと。ネタバレする場合有。

プリキュア歴代ボスたちの動機

※ネタバレを含みますのでご注意を。

 

10周年を迎えて、記念作品として作られたハピネスチャージプリキュア

それも明日で最終回を迎える。

 

決着(結論)はまだ出ていないが、物語の起点のとつでもある

ラスボスたちがプリキュアに敵対する動機を個人的に纏めてみた。

 

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初代:

自らが持つ「全てを喰い尽くす力」による自己消滅を回避するために、

自身と対極の力「全てを生み出す力」を求めている。

「死ぬのは嫌だ」

 

MH

同上

 

SS

宇宙を創世以前の暗黒の世界、静かで安定した世界に戻そうとしている。

「無こそ安定」

 

5:

老化により自分の美しさや強さが失われていくことへの恐怖から、

ドリームコレットによる不老不死を望む。

「老けるのは嫌」

 

GoGo

自分が価値を認めたものだけの世界をつくろうとしたが、キュアローズガーデンと主であるフローラに拒まれたため、全てを我が物にしようとしている。

「あいつ、この私を拒んだ」

 

フレッシュ:

争いや悲しみ、不幸を無くして、

あらゆる世界を完全に管理された自分の世界へと変えるためにラビリンスの科学者が作った。

「管理するようにプログラムされた」

 

ハートキャッチ:

地球の砂漠化と征服。

人類の心の花を枯らし滅ぼす。

※調べてたらソース不明の情報も(住んでいた星が滅んだ為)

「ぼくたちの生きれる星に」

 

スイート:

人々の負の感情から生まれた存在。醜い自分を生み出した人類とその自分自身さえも

嫌悪し、全ての音を消滅させようとしている。

「何もかもが憎い」

 

スマイル:

全てを怠惰にし、世界をバッドエンドに導こうとしている。

「希望を抱くより、怠けよう」

 

ドキドキ:

1万年前に宇宙を支配していた存在。

自己中の権化であり、全ての命を自分思うがままにする支配者となるため。

「全部おれのすきなようにする」

 

ハピネスチャージ:

自分の愛していた星が滅んだのに、ブルーの愛する地球が滅んでいないから、

地球を滅ぼしブルーに同じ思いを味合わせるため。

「隣のブルーの星は青かった」

 

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今回これを再確認しようと思った私の動機が、

ハピネスチャージ48話で語られたレッドの動機に対して「小さい」や「知らんがな」的なものが主にTwitterで散見されたからで…。

 

おそらく動機の発着点と広がり方の問題だと思うが。

「自分→一他者(ブルー)」に向けられる憎しみを肥大化させて世界を巻き込んでいったのがレッドで。要は、八つ当たり状態になっているから「小さい」などと言われるんではなかろうか、と。

 

ただ、個人的にレッドの思考回路は

「地球が青い(世界)→ブルーずるい(個人)→地球滅ぼそう(世界)」

だと思っていて。

ブルーはレッドと対比させて憎しみを固めるための役回りだと思うので、標的の拡大から来る矮小さは感じなかった。

 

似たような立場にいたのは5GoGoの館長で、フローラ(個人)とローズガーデン(世界)への憎しみで動いている。

ただこちらは館長やアナコンディの言動からフローラ個人の方への強い執着が見受けられるから、

「小ささ」で言うのであればこっちが上かなと…。

 

更に比較するなら、他のボスたちは基本的に世の理や世界を相手にしているので、この2人はこの中でも異質な様に思う。

動機ではなく、存在としての異質さはメビウスが強い気もする。

 

プリキュアのラスボス達って、幹部に比べて性格由来の描写が少なめで疎らな感じで、

素材を拾ってくるの大変だなあと思った。

その辺も、役割が世界観寄りのラスボス達と人物寄りの幹部達ってことで、プリキュアシリーズは通してきている印象。例外というか、バランス取れた存在はゴーヤーンかな。

 

こんな感じで歴代ボスを改めて振り返ったら、次は歴代のプリキュア最終形態と結論だろと思わなくもないけど、やっぱ気分次第だなあ。

 

まあ、私はTwitterでそれなりに勝手な文句やらを言ってきたけど、

ハピプリ最終回もいつも通り、過度な期待はせずに、落ち着いた心で臨もうと思う。